時短には、
時短以上の価値がある

内田さんにとって、時短以上の価値とは?

スマートキャリア×10年後の自分

株式会社アプリ
ITサポート 内田 美穂さん(39歳)
「10年後の自分」のために、約5年間のブランクを返上。
時短勤務で得た「効率化」という新たな視点も手に入れ、
ワークライフバランスを取りつつ、キャリアを再スタート。
取材日:2017年12月14日

前職のスキルを活かしたITサポート職で週3日勤務。

10ヶ月ほど前から、人材サービス会社の情報システム課で働いています。ITサポート職として、IT機器の設定・整備と、ヘルプデスクとして問い合わせやトラブルなどの対応をしています。今は会社が大きく成長している時期で新入社員が多いので、キッティングの準備がメインですね。

現在、4歳児と2歳児の子育て中ということもあり、勤務は週3日(月・水・金)の10時〜16時でお願いしています。技術職ですが、残業はまったくないどころか、終業時間近くになると、「内田さん、早く帰れそうですか? 作業振ってくださいね」と声をかけてくださるので、終わらない場合は、「じゃ、お願いします」と甘えさせていただいています。
ベンチャー企業なので、システムの整備はまだこれからという部分もありますが、みなさん協力的ですし、組織が小さいからこそレスポンスも早く、すごくいい雰囲気だなと感じています。

仕事のない火・木は「子どもの日」として、子育てに集中ですね。火曜は習い事がメインで、木曜は家でゆっくり遊んだりしながら過ごします。

SEとして、結婚後も夫婦で働き続ける日々。

前職となる大手システムインテグレーターでは、新卒入社してから約11年間、SEとして働きました。ちょっと特殊で、研究職に近いようなシステム開発を担当しておりましたので、手を動かすというより、考えている時間のほうが長かったです。なので、神が降りてきたかのようにスイスイと進むときもあれば、「今、気分が乗らないからごはんを食べてから考えよう」と中断するときもあるなど、今思えばダラダラ働いていた感がありましたね。

夫も同業種でしたから、結婚後も2人でほぼ毎日、終電で帰宅する生活が続きました。お互い「子どもをつくろう」と話していても、気づけば5年の月日が。職場では「子どもができてから考えればいいじゃない」と言われていましたが、この忙しい生活で妊娠するのは無理なのでは……と疑問を抱くように。そこで、1年間だけ妊活に集中して、もしできなかったら、また仕事に復帰しようというつもりで仕事を辞めました。幸い、辞めて4ヶ月くらいで1人目を授かったので、よほど今まで忙しすぎたのでしょうね。子どもはできれば2人欲しかったので、そのまま社会復帰せず、2人目の出産・育児に専念していました。

「10年後」を考えたら、仕事に戻るのは今?! でも自信がない。

仕事をまた始めようと思ったのは、2人目を出産後、ワーママとしてバリバリ活躍している友人と再会したことがきっかけです。突然、「10年後、どうなっていると思ってる?」と聞かれて、ハッとしました。友人は、10年後も仕事をしていたいと考えていて、子育ても含め、入念に計画を立てているのですが、私は目の前のことしか考えていなくて……。
「10年後、子どもの手が離れるまで、私、主婦してるの? そこから何かをやろうとしても、手遅れなんじゃない?」
そう焦り始めました。加えて、「20代を技術職として修行のように頑張っていたのに、それを手放しちゃうのはもったいない。技術から離れて5年経ってしまったので、戻らないとそろそろ限界かな」とも。

ですがその一方で、5年も離れて、かつての自分のスキルに、今どの程度の価値があるのか。果たして自分はどれぐらい使える人間なのか、まったく自信がない。2人の育児に追われ過ぎて頭が働いていないというか、「洗濯物を洗濯機に入れたまま、干すのを忘れちゃった!」みたいなことがしょっちゅうなので、こんなポンコツぶりを仕事場で発揮したら大変だ、とも思いましたね。
仕事のように客観的な評価がついてまわる生活から離れているうちに、「自分の働き」に対する評価の指針みたいなものが、まったくわからなくなってしまったんです。なので、転職に踏み出すのはかなり勇気がいりましたし、葛藤もありました。

ただ、そうかと言って「働かない人生」というのも考えられなかったです。ずっと働いていたこともあり、主人のお金を使うのがすごく気分悪くて、ちょっと贅沢とかしたいときもためらってしまうんです。もちろん主婦も立派な仕事のひとつなので使ってもいいんですけど、やっぱり「自分が働いたお金で美味しいお酒を飲みたいな」みたいな感覚が抜けないんでしょうね(笑)。

結局、悩んだ末、子育てに支障のない、週3ぐらいから始めて、技術に少しでも触れられるチャンスがあるような仕事に関わりたい。そこから10年後のキャリアも考えていこうかなと思いました。
夫からは「一切手伝えないけど、大丈夫なの? ひとりでできるようにちゃんと考えているの?」と心配されましたが、隣の市に住む両親のサポートを含め、入念にシミュレーションしたうえで決めました。

「時短×自分のスキル」でネット検索。初めての転職面談も経験。

再就職にあたり、上の子は幼稚園の延長保育を利用。下の子は保育園には入れませんでしたが、定期の一時利用はできることになったので、そこから本格的に転職活動を始めました。

まずは「時短」が重要だなと思って、「週3〜4日」をキーワードに。あとは「システム」など自分が持っているキャリアを入力して検索したら、今の職場の求人がヒットし、スマートキャリアに登録しました。この求人ありきだったので、「入れなかったらどうしよう」と不安でしたが、登録時に技術を教える講師やIT関係のライター職といった仕事も提案していただいたので、仕事に対する視野も少し広がりました。

実は今回が初めての転職でしたので、面接なんて学生以来。緊張しましたね(笑)。ですが、とても和やかな空気でしたので、事前に準備してきた自己紹介もなんとか話すことができ、採用していただけることになりました。

通勤時間でリフレッシュ。仕事と子育てのベストバランス。

働き始めてからは、子育てで煮詰まることもなく、仕事とのバランスもとても良い感じです。
会社で技術のある方と話せたり、技術のトレンド情報が入ってくるのも嬉しいですし、私が外に出るようになって、世間と隔離されているという感覚から解放され、世の中に触れているなという実感が持てるようになりましたね。

通勤時間が小一時間ほどありますが、その間がリフレッシュタイム。家庭にも会社にも、何ものにもとらわれないフラットな時間が持てるのが嬉しいです。通勤電車の中では、家ではなかなか見られない携帯で調べ物をしたり、本を読んだり、ボーッとしたり、好きなことをしています。
また、ランチタイムも楽しみのひとつ。ゆっくりランチするなんて久しぶりなので、好きなものを食べています。

時短勤務で手に入れた「効率化」という視点。

時短勤務をすることで初めて意識するようになったのは、「効率化」という視点です。出産前は残業ばかりしていましたが、今は限られた時間で働いているので、「効率よく仕事を進めていく」ことが課題。空いた時間をもっと有効に使いたいと常に考えています。
すると、プライベートにもメリハリがつくように。家事をラクにまわせるように工夫したり、以前より考えても無駄なことに時間を使わなくなりましたね。

かつての私に限らず、プライベートが潰されるような仕事をしている人がけっこう多いと思うんですけれど、効率化が進めば、仕事もプライベートも充実した人生になるんじゃないかなと感じています。

やりがいも求めつつも無理せずキャリアを積んでいきたい。

転職してからもうすぐ1年。最近、「内田さん、もうそろそろ飽きたんじゃない?」と言われることが増えましたが、今の私は時間内に責任をもってできる仕事をすることが一番なので、飽きるというよりは、それでお役に立てているのであればいいかな、という気持ちが大きいですね。

会社からも「社内環境を整えたら、システム開発の仕事をやってもらえますか?」というお話もいただいています。やってみたい思いはありますが、今、いい感じでバランスが取れているので、もうちょっとこの生活を続けていきたいなという気持ちが大きいです。それで、「もしやってみて、ダメだったら元に戻していただけますか?」というご相談もしています。

無理をせず、だんだんと仕事の時間を増やしていくのが理想。下の子が小学校に入るぐらいまでは時短を続けたいなと考えています。ですが、今回のタイミングで復職したことで、20代に頑張ってきた経験を捨てずに使え、活かせるチャンスを得ることができたのはとても大きいです。10年後もこの世界で働いているイメージで勉強も続け、頑張っていきたいです。
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